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国際ジュニアキックボクシング公式競技規則
第1章 総 則
(目的)
第1条 国際ジュニアキックボクシング大会は、青少年が日頃鍛錬した心技体を用いて競技する青少年健全育成のキックボクシング大会である。 本規則は、その主たる目的が有効に発揮され、青少年のスポーツによる交流親善の場となり、将来、社会貢献できるような優れた人材育成の場となる目的として定めるものである。
(試合場)
第2条 試合はリングか、マットで行われる。大きさは7.5m四方で主催者が認定したものを使用する。
(体重階級)
第3条 試合は、体重と年齢による階級を定めて行われる。
第1項 階級を次の通り定める。
①モスキート級 25kg以下
②スーパーモスキート級 28㎏以下
③フライ級 31㎏以下
④スーパーフライ級 34kg以下
⑤バンタム級 37㎏以下
⑥フェザー級 40㎏以下
⑦スーパーフェザー級 45㎏以下
⑧ライト級 50㎏以下
⑨ウェルター級 55kg以下
⑩ミドル級 60㎏以下
⑪ヘビー級 60.1㎏以上
第2項 主催者が指定した体重計量の結果が、競技者の提出した申込書の申告体重に適合しない場合、原則としてその競技者は失格となる。但し、その不適合が1.5㎏未満であり、かつ主催者が認めた場合については、減点1として試合は行われる。チャンピオン決定戦ではリミットで行われる。
第3項 競技者は、大会が青少年健全育成の目的である事を自覚し、けして無理な減量をしてはならない。競技者が体重計量に適合したとしても体調不良が認められた場合は失格となる。
第2章 競技用具・装具
(着用具義務付けられる競技用具)
第4条 競技者は、次の競技用具を着用しなければならない。
第1項 主催者が貸与する指定のグローブ、ヘッドガード。
第2項 競技者が用意するマウスピース(任意)、Tシャツ(任意)、キックパンツ、ファールカップ(男子)、ヒザパット(コットン製)、レッグガード(コットン製)
第3項
コスチュームは金属・プラスチック・硬質ゴム等の部品が使われていないもので、主催者が競技に支障がないと判断したもの。
第3章 試 合
(試合時間・使用するグローブ)
第5条 規約および階級は以下の表で定める
階級体重 | 使用グローブ | 試合時間 |
モスキート級 25kg以下 | 12oz | 1分×2R インターバル30秒 延長1分 |
スーパーモスキート級 28㎏以下 | 12oz | 1分×2R インターバル30秒 延長1分 |
フライ級 31㎏以下 | 14oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
スーパーフライ級 34kg以下 | 14oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
バンタム級 37㎏以下 | 14oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
フェザー級 40kg以下 | 14oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
スーパーフェザー級 45㎏以下 | 16oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
ライト級 50㎏以下 | 16oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
ウェルター級 55kg以下 | 16oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
ミドル級 60㎏以下 | 16oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
ヘビー級 60.1㎏以上 | 16oz | 1分30秒×2R インターバル30秒 延長1分 |
第6条 同階級内の年齢差は、原則として1学年の差までとする。2学年以上の差がある場合は、主催者の認めた場合のみ試合ができる
(試合形式)
第7条 試合の方法は次の通りである。
第1項 試合はリング上で、ワンマッチ又はトーナメント方式で行い、勝利者又は優勝者を決定する。
(勝 敗)
第8条 試合の勝敗は本条項に掲げる結果をもって決定する
第1項 試合の勝利者は KO勝ち、判定勝ち、反則、失格による判定方式により決定される。
第2項 KO(又はTKO)勝ちとは、パンチ、キック等で5秒以上ダウンさせるか、相手の戦意を失わせた時、又は相手がパンチ、キックなど一方的な攻撃でレフェリーが危険とみなした時である。
第3項 判定勝ちとは、KO(またはTKO)で決まらない場合、ジャッジ3名のジャッジペーパー採点により決定する。
第4項 有効技とは、左右のパンチによるストレート、フック、アッパー、バックハンド、左右のキック、前蹴り、ローキック、ミドルキック、ハイキック、サイドキック、飛び蹴り、ボディーへのヒザ蹴り、カカト落とし、後ろ蹴り、後ろ回し蹴りである。但し、ヒザ蹴りは5秒間とする。
第5項 試合の判定方式は、ジャッジペーパーを使用し、20点満点の減点法で0.5ポイント刻みで行われる。ジャッジは各3名で、同点数の場合はレフェリーの判定権限で勝利者、又は優勝者を決定するものとする。
第6項 上記いずれも延長戦でジャッジ3名が同点数の場合、主審であるレフェリーの判定権限で勝者を決める。
第7項 判定へ異議がある場合は、レフェリーに対しての直接抗議は一切認めない。必ず主催者・審議委員を通すものとする。
第5章 反 則
(反則行為)
第9条 試合に於いて、次の事項に該当するものを反則とする。
第1項 ヒジ打ち、頭部による攻撃。
第2項 股間部への攻撃。
第3項 ヒザによる顔面への攻撃。
第4項 相手をつかみ投げること。
第5項 倒れた相手に攻撃すること。
第6項 関節部に対して逆技等を掛けること。
第7項 サミング及び相手に噛み付くこと。
第8項 試合終了の合図後に攻撃すること。
第9項 故意にリング外に出ること。
第10項 相手に背を向けて逃げる形をとったとき。
第11項 試合中に相手の人格を傷つけるような言動をすること。
第12項 レフェリーの指示に従わないとき。
反則技 | 減点ポイント |
金的 | ▲2P レッドカード ※尚、反則行為によって競技者の回復が見込まれず、試合の継続が不可能な時は、加害者の反則負けとする。 |
ヒジ打ち | |
頭突き | |
顔面へのヒザ | |
サミング | |
投げ技 | |
関節技 | ▲1P イエローカード ※尚、反則行為によって競技者の回復が見込まれず、試合の継続が不可能な時は、加害者の反則負けとする。 |
その他 | |
第6章 セコンド
第10条 選手に付き添うセコンドは3名までとし、次の事項を守らなければならない。違反した場合は、1回目は口頭注意、2回目は減点1、3回目で退場となる。又、競技者に反則を提示する事がある。
第1項 セコンド以外の者を自コーナーにおいてはならない。
第2項 セコンドは、試合中は自コーナーの椅子から離れてはならない。
第3項 セコンドは、インターバル中、競技者に水のみ与えられる。
第4項 セコンドは、試合中リングエプロン等、試合場にいかなるものも置いてはならない。
第5項 セコンドは、相手競技者およびレフェリーへの罵倒・侮辱・暴力行為を行ってはならない。
第7章 補 則
第11条 本規則に既定の無い競技上の事項については、主催者・審判団の競技の下、裁定を行う。
以上
治政館 三郷本部道場 ジュニアキックボクシング ブログ編集部担当からでした。